女装される方の多くはウィッグで髪型をつくっていると思いますが、中には ”地毛” で女装している方もいらっしゃると思います。
また、中性的ファッションをされる場合は地毛の方が多いかと思います。
その場合、男性の地毛ではどうしても女性らしい綺麗な髪にならないんですよね。私も一時悩んでいましたので、今回は男性でも女性的な地毛を目指すヘアケアについてお話しします。
男性と女性の髪質の違い
一般的に、男性と女性の髪は質が違います。これは、髪の成分は同じであるが、性ホルモンの差によって男女の髪質に差が生まれるということです。
髪は女性ホルモンの働きによって生え・維持されますので、女性ホルモンの分泌量が多い女性の方が、太くて硬くて寿命も長いのです。
また、男性は女性ホルモンの分泌量が少ないだけでなく、男性ホルモンには髪の成長を邪魔する成分が含まれているため、髪が弱く、寿命も短くなっています。

男の方が剛毛ってイメージがありますが…

短髪だと硬そうに見えるし、シャンプーだけならゴワゴワして無駄にボリュームが出たりするものだ。

では、男は綺麗な髪を持てないってこと?

いいや。男でもしっかりヘアケアすれば、それなりの髪は手に入るぞ。

でも、大変なんでしょう?

実は、普段のシャンプーのやり方をちょっと変えるだけなのだよ。
シャンプー(洗浄)
ヘアケアで一番大事なのはシャンプーです。ただし、シャンプーは髪を洗うだけではありません。頭皮の洗浄こそが、シャンプーで最も大事なのです。
洗う時は、指の腹で頭皮と髪をマッサージするように入念に揉み込みます。

皮脂や毛穴汚れが残っていると、髪の発芽や成長が阻害されてしまう。
なお、使うシャンプーは何でも構いません。痒くなったり、肌荒れのしない自分の肌に合ったシャンプーを選びましょう。

これはいろいろ試すしかないのね。
そして、これまた大事なのが洗い流すこと。汚れもシャンプーもきっちり洗い流し、頭皮、髪に残さないことが重要です。

シャンプーに含まれる表面活性剤が残っていると、毛穴が塞がれてしまう。

美容師さん曰はく、しっかり洗い流せばノンシリコンとかあまり関係ないそうですね。
・頭皮の洗浄を意識してしっかりマッサージ。
・頭部に汚れもシャンプーも残らないように完全に洗い流す。
トリートメント
トリートメントの役割は、傷んだ髪の内部から状態を整えることです。パーマやカラーをする人は特に意識しておきましょう。
トリートメントを怠ると、髪がスカスカになってしまいます。

ちょっと、そこの男子!
シャンプーだけで終わってないかい?
トリートメントは頭皮には不要なので、髪の中腹~先端に馴染ませていきましょう。その後、各製品の使用方法の通り時間を置き、しっかりとお湯で流します。
・髪の中腹~先端につける。
リンス・コンディショナー
リンスとコンディショナーの役割は同じで、髪の表面の状態を整えること。キューティクルの状態を修復して髪通りを良くし、艶やかな髪にしてくれます。
リンス・コンディショナーを怠ると、ボサボサ髪で無駄にボリュームが出たりします。
用法はトリートメントと同じです。
ケアの順番は、シャンプー → トリートメント → リンス・コンディショナーです。

毎日3種類も大変という方には、トリートメントとコンディショナーが一緒になった製品もあるぞ。
・髪の中腹~先端につける。
乾かす

洗った後は乾かすことも重要!
濡れた髪はキューティクルが開いたままなので、髪がダメージを受けやすい状態です。そのため、乾かすのを怠ると髪が傷みやすく、コンディショナーをした効果も薄くなってしまいます。

頭皮の細菌が繁殖しやすい状態でもあるので要注意だ。
なお、カラッカラに乾燥させるは頭皮に良くないので、タオルでしっかりと水気を吸い取った後、ドライヤーの温風を根元からあてていき、8割程度乾かせばOKです。
・タオルで水気を取り、温風で8割程度を目安に乾かす。

いや~、シャンプーしかしてなかったですわ。

ちなみに、シャンプーをしっかり行うことは薄毛の予防にもつながる。

これは男性必見ですね。
・リンス=コンディショナーは髪の表面ケア。
・シャンプー→トリートメント→コンディショナーの順番。
毎日これだけやっておけば、男性でも艶のあるしなやか髪が目指せると思います。
普段シャンプーしかしていない方や、櫛の通りが良くない方はこの機会にヘアケアを改めてみませんか?

紫外線も髪にダメージを与えるから、外仕事の方も気をつけてね。
最後に、私が使ってみて感じの良かったシャンプーを2点紹介しておきます。
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