
「化粧水なんか男の使う物じゃない」とか言ってるのはどこのどいつだい?

えっ! 男でも化粧水使わなきゃダメなんですか?

肌がキレイで悪いことなんてあるはずがない。女装するなら絶対使うべき。
肌をキレイにしていると手脚の出た服も着られますし、メイクも映えて女装が楽しくなります。
しかし、お肌は女装する時だけケアしてもキレイにはなりません。普段からケアし続けて、キレイな状態をキープするものなのです。
男性は女性よりも肌質が粗くなりがちなので、女性以上に気を遣うつもりでケアしていきましょう。
イチゴ鼻が気になる方はフェイスケアの部分に注目してください。
女装男子のボディケア

日々のシャワー・お風呂
シャワーの際、粗いタオルでガシガシ擦って洗われる方もいらっしゃるかと思いますが、それは今日からは止めましょう。
肌を保護するためには、ある程度は皮脂も必要であると言われていて、頻繁に強く擦って洗うと必要な皮脂まで落としてしまうのです。
そのため、ガシガシするのは3日に1回くらいにして、それ以外の日は手かスポンジで優しく撫でるようにして洗いましょう。汗や軽い汚れは手洗いでも十分落とせますよ。
ボディローション
肌荒れや乾燥肌にはボディローションが有効です。毎日塗る必要はありませんが、日焼けや肌の乾きなどを感じた日には塗ってあげましょう。
また、ムダ毛を処理した後にもボディローションを塗ってあげましょう。
ムダ毛処理後の肌はダメージを受けていますし、毛穴も放っておくと雑菌が入って腫れる恐れがあります。ムダ毛の処理は清潔と保護を忘れてはいけません。
日焼け止め
日焼けは女装の天敵です。肌へのダメージはもちろんのこと、肌の色が濃くなるとコーディネートにも影響するので日焼け対策は欠かせません。
日焼けの対策としては、日焼け止め剤を塗るのが手軽で効果的です。
日焼け止め剤はクリームやスプレータイプなど種類がありますが、おすすめは伸びの良いリキッドタイプです。
スルスル塗れて、塗った後はサラサラ、テカテカしにくいのも良いところです。日傘やアームカバーを使用する場合でも、一応は日焼け止め剤を塗っておきましょう。
女装男子のフェイスケア

デイリーケア
毎日のフェイスケアは、それほど凝ったことをする必要はありません。
多くの方は起床後とバスタイムに洗顔を行うと思いますので、その際に洗顔フォームでしっかりと洗い、水分を拭き取った後に化粧水や美容液を塗ってあげましょう。

化粧水とか美容液って種類が多すぎませんか?

そんな方にはオールインワン美容液ジェルがおすすめ。
化粧水・乳液・美容液の有効成分をひとつに詰め込んだものなので、あれこれ迷っている方はこれだけ使えばOKです。
私も初めは化粧水や乳液を色々試していましたが、今は無印良品のオールインワンジェルに落ち着きました。

ここからは肌質改善の特別なケアです。普段の洗顔では落としきれない汚れもありますので、たまには手の込んだケアも行いましょう。
ピーリング
肌の表面には乾燥や紫外線など様々な刺激から肌を守る角質という層があります。角質は古くなると剥がれ落ち、下に作られた新しい角質の層へと生まれ変わっていきます。
しかし、古くなった角質の一部は肌に残ってしまうことがあり、これが肌のカサつきや肌荒れの原因となるのです。
そこで有効なのがピーリングです。ピーリングは古い角質を取り除くことができるため、新しい角質のスベスベ肌にすることができます。
ピーリングのやり方
乾いた肌にピーリング剤2~3プッシュ分をつけて優しく撫でます。すると、古い角質が絡め取られて、ぽろぽろと纏まってきます。ピーリング剤のジェル感がなくなったら素早くお湯で流します。これでスベスベ。
オイルクレンジング
オイルのクレンジング剤は普通の洗顔フォームより洗浄力が高く、メイクや皮脂を落とすのに向いています。
メイク肌に残っていると肌荒れの原因となりますので、濃いめのメイクをした時や、肌がオイリーに感じる時にはオイルクレンジングを行うといいでしょう。
オイルクレンジングのやり方
水分を拭き取った顔にオイルのクレンジング剤を5ml程度広げます。水を少量ずつ加えながらオイルの上から撫でていると乳化するので、乳化した状態で通常の洗顔と同じように洗います。
オイル(油)は水に溶けませんが、いい感じの分量で混ぜ合わせると、白く濁って溶けたかのように馴染みます。この状態を乳化と呼び、乳化して初めてオイルクレンジングの洗浄力が発揮されるのです。


これはサンプルとして手の上で行っていますが、実際のオイルクレンジングは顔の表面で乳化させながら洗います。
乳化できたかどうかは、鏡で顔を見るか、手に付いたオイルが白くなっているかどうかで確認してください。
酵素洗顔
酵素洗顔はオイルクレンジングよりもさらに洗浄力の高い洗顔方法です。酵素にはタンパク質を分解する作用があるため、古い角質や角栓(毛穴に詰まった汚れの塊)も落とすことができます。
酵素洗顔で割と名の知れた商品がこちらのobagi(オバジ)の酵素洗顔パウダーです。
肌の表面が綺麗になれば、化粧水や美容液の浸透も良くなりまので、週一回くらいの頻度で行ってみてはどうでしょうか。
酵素洗顔のやり方
酵素洗顔剤は水に溶けるとすぐに反応してしまうため、パウダー状の製品がほとんどです。パウダー状のものは手で泡立てにくいので、泡立てネットや泡立て用のポンプがあると便利です。



オバジの酵素洗顔パウダーを100円ショップのポンプで泡立てています。



CMみたいなモコモコの泡になってますね。
しっかりと泡立てて、泡を転がすようなイメージで優しく肌を撫でましょう。鼻や頬などの毛穴汚れが気になる部分には、泡を乗せたまま2~3分置いてから洗い流します。
パック

パックをすると、美容成分を長時間肌に染み込ませることができます。
パックの形状は塗って剥がずタイプ、洗い流すタイプ、貼るタイプがあります。この中でオススメなのはシートマスクと呼ばれる、顔に貼るタイプのものです。
シートマスクは洗い流す必要もないので、非常にお手軽です。
シートマスクのポイント
- シートマスクは洗顔した後に使う。
- 髪を巻き込まないように、ターバンやカチューシャでオールバック状態にしておく。
- 所定の時間が経過したらシートマスクを剥がして折りたたみ、残った液を顔にポンポンと付ける。
以上が女装男子のスキンケアです。
特に注目なのはフェイスケアで、私は週末にピーリング→オイルクレンジング→酵素洗顔→パックの順で一気にフェイスケアをしています。
古い角質を取り除き、余分な皮脂を落とし、毛穴汚れをキレイにして、美容成分を吸収させる。このコンボでつるつるスベスベの眩しい肌をキープしているのです。
肌のテカリやイチゴ鼻が気になる方は参考にしてみてください。
なお、この度紹介した方法は刺激の強いものが含まれます。敏感肌の方や、肌に合わないと感じた方は、すぐに使用を止めてください。
また、スキンケアは突き詰めると奥の深い分野なので、今回紹介した方法が最適解というわけではありません。あくまで私が行って上手くいっている方法です。予めご了承ください。
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