
メイクを覚え始めたんですけど、なんかノリが悪いんですよねぇ…

それならスキンケアを見直してみよう。
素の肌が整っているとメイクが映えますし、手脚の露出がある服も自信を持って着られて、女装が一層楽しくなります。
ただし、肌は女装する時にだけケアしても綺麗にはなりません。普段からケアし続けて、綺麗な状態を保つものです。
「男のくせに化粧水とかw」なんて時代遅れの考えの方がいましたら改めてください。
寧ろ、肌質の荒い男性こそスキンケアすべきなのです。女性以上に気を遣うくらいのつもりでいきましょう。
女装男子のボディケア

まずはボディケアから見ていきましょう。肌荒れを抑え、清潔に保つのがポイントです。
シャワー・お風呂での洗い方
毎日、身体をガシガシ擦って洗われる方もいると思いますが、それはあまり推奨されません。
肌を保護するためには、ある程度の皮脂も必要と言われており、頻繁に強く洗うと必要な皮脂まで落ちてしまいます。
そのため、ガシガシするのは数日に一回にして、それ以外の日は手かスポンジで優しく撫でるようにして洗いましょう。汗や軽い汚れは手洗いでも十分落とせます。
ボディローション
肌荒れや乾燥肌にはボディローションを塗るのがおすすめです。
毎日塗る必要はありませんが、肌へのダメージや肌の乾きを感じた日には使いましょう。
また、日焼けやムダ毛を処理した後もボディローションが有効です。患部の保護だけでなく、雑菌の侵入を防ぐ狙いもあります。
私はセルフ脱毛の後によく肌荒れを起こしていましたが、ボディローションを塗るようにしてからは肌荒れしなくなりました。
日焼け止め
日焼けは女装の天敵です。肌へのダメージはもちろんのこと、日焼けでコーディネートが崩れることも考えられます。
日焼けの対策には日焼け止め剤を塗るのが手軽で効果的です。日傘やアームカバーを使用する場合でも塗っておくと安心です。
形状はお好みですが、迷うようならリキッドタイプをおすすめします。スルスル塗れて、乾くとサラサラ。テカテカしにくいのも良いところです。
女装男子のフェイスケア

ボディケア以上に気になるのがフェイスケアですよね。メイクの映えはもちろんのこと、すっぴんが整っていると自信が湧いてきます。
デイリーケア
普段のフェイスケアにはそれほど凝ったことは要りません。
起床後とバスタイム(夜)に洗顔フォームでしっかり洗い、水分を拭き取った後に化粧水や美容液を塗るだけでOKです。

化粧水とか美容液とかよくわかりません。

それでは、化粧水や美容液の役割と、使う順番をご確認ください。
化粧水
化粧水の基本的な役割は保湿です。肌に水分を与え、美容液の浸透を良くする狙いもあります。
美容液
シミ・シワ対策や美白など、気になる部分の改善を目的としたアイテムです。
乳液
乳液の主な役割は保湿の保護です。化粧水や美容液の蒸発を防ぎ、潤いを保ちます。
使う順番
一般的には化粧水→美容液→乳液の順です。製品やブランドによって順番が異なる場合もあるため要確認。

う~む、種類が多すぎて選びきれない…

そんな方にはオールインワンジェルがおすすめ。
化粧水・美容液・乳液の有効成分をひとつに詰め込んだもので、あれこれ迷っている方はこれだけ使えば大体OKです。
私も初めは化粧水や美容液を色々試していましたが、今は無印良品のオールインワンジェルに落ち着きました。

ここからは肌質改善にも期待できる特別なケアとなります。普段の洗顔では落としきれない汚れもあるため、時には手の込んだケアも必要なのです。
ピーリング
肌の表面には、乾燥や紫外線などの刺激から肌を守る『角質』という層があります。
角質は古くなると剥がれ落ち、下に作られた新しい角質の層へと生まれ変わっていきます。
この時、古くなった角質の一部が肌に残ることがあり、肌のカサつきや肌荒れの原因となるのです。
そこで有効なのがピーリング。
ピーリングは古い角質を取り除く効果が見込めるため、新しい角質の層を表に出すことができます。
ピーリングのやり方
乾いた肌にピーリング剤を2~3プッシュつけて優しく撫で回します。
すると、古い角質が絡め取られて、ぽろぽろと纏まってきます。
ピーリング剤のジェル感がなくなったら、素早くお湯で流して完了です。
オイルクレンジング
オイルのクレンジング剤は普通の洗顔フォームより洗浄力が高く、メイクや皮脂を落とすのに向いています。
メイクの洗い残しは肌荒れの原因となりますので、濃いめのメイクをした時や、肌がオイリーに感じる時にはオイルクレンジングを行いましょう。
オイルクレンジングのやり方
水分を拭き取った顔にオイルのクレンジング剤を5ml程度広げます。
水を少しずつ加えながら混ぜていると乳化するので、乳化した状態で通常の洗顔と同じように洗います。
オイルと水をいい感じの分量で混ぜ合わせると、白く濁って溶けたかのように馴染みます。この状態を乳化と呼び、乳化して初めてオイルクレンジングの洗浄力が発揮されます。


これはサンプルとして手の上で行っていますが、実際のオイルクレンジングは顔の表面で乳化させながら洗います。
乳化できたかどうかは、鏡で顔を見るか、手に付いたオイルが白くなっているかどうかで確認してください。
酵素洗顔
酵素洗顔はオイルクレンジングよりも、さらに洗浄力の高い洗顔方法です。
酵素にはタンパク質を分解する作用があるため、古い角質や角栓(毛穴に詰まった汚れの塊)の除去にも期待できます。
酵素洗顔で割と名の知れた商品がこちらのobagi(オバジ)の酵素洗顔パウダーです。
肌の表面が整えば化粧水や美容液の浸透も良くなりまので、週一回くらいの頻度で行ってみてはいかかでしょうか。
酵素洗顔のやり方
酵素の洗顔剤は水に溶けるとすぐに反応してしまうため、パウダー状の製品がほとんどです。
パウダー状のものは手で泡立てにくいので、泡立てネットや泡立て用のポンプがあると便利です。





オバジの酵素洗顔パウダーを100円ショップのポンプで泡立てました。

CMみたいなモコモコの泡になってますね。
モコモコに泡立てた泡を、肌の上で転がすようなイメージで優しく撫でて洗います。
鼻や頬などの毛穴汚れが気になる部分には、泡を乗せたまま2~3分置いてから洗い流します。
パック

パックをすると美容成分を長く肌に染み込ませることができます。
おすすめのパックの形状は、シートマスクと呼ばれる顔に貼るタイプです。
洗い流す必要もないので非常にお手軽。
シートマスクのポイント
- 洗顔した後に使う。
- 髪を巻き込まないように、ターバンやカチューシャでオールバックにする。
- 所定の時間が経過したらシートマスクを剥がして折りたたみ、残った液を顔にポンポンと付ける。
スキンケアセット
洗顔から化粧水にスペシャルケア、やることが多くて全部選びきれないという方には、フェイスケアが一通り行えるセットもあります。
お試し用の量なので、肌に合わなかったら勿体ないという心配もありません。
痒くなったら
スキンケアで痒くなった経験をお持ちの方もいるでしょう。
私は眠れないほど鼻が痒くなることがありますが、その際は、洗顔剤で塗ったものを洗い落として様子見します。
痒みが治まらない場合は、ピーリング剤で入念に角質ケアを行います。私の場合は大抵これで治まっています。
その後も痒くなる場合は、化粧水などの塗っているものが肌に合っていない可能性がありますので、別の製品を試しましょう。その際は、ミニサイズで試すと、肌に合わなかった時のロスが小さいのでおすすめです。
なお、私は専門家ではありませんので、経験談として参考にしていただければ幸いです。
おわりに
以上、女装男子のスキンケアでした。
特に注目してほしいのはフェイスケアで、私は週末にピーリング→オイルクレンジング→酵素洗顔→パックの順で一気にやっています。
古い角質を取り除き、余分な皮脂を落とし、毛穴汚れをキレイにして、美容成分を吸収させる。
私はこのセットでつるつるスベスベの眩しい肌をキープしていますので、肌のテカリやイチゴ鼻が気になる方は参考にしてみてください。
なお、この度紹介した方法は刺激の強いものが含まれます。敏感肌の方や、肌に合わないと感じた方はすぐに使用を止めてください。
また、スキンケアは突き詰めると非常に奥が深く、今回紹介した方法が最適解というわけではありません。あくまで私が行っている方法です。予めご了承ください。
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