脚をもっとキレイに見せたいなぁ…
それならパンストでも履いてみようか。
せっかく女装するならワンピースやスカートを着たいですよね。
しかし、脚のビジュアルに自信がなくて、露出させるのが不安な方も少なくないと思います。
そのような方は、とりあえずパンストを履いてみましょう。
また、当然パンストは知っているけど、自分には縁のないものとか、なんとなく避けていたりしませんか?
パンストは別に特別なアイテムではありませんので、この機会に触れてみてください。
パンストってカッコ悪い?
ところで、パンストを履くことに抵抗はある?
まぁ、生足で勝負できるなら履かなくてもいいかと。
では、ここで小話入ります。
生脚ブーム
今から約20年前、バブル崩壊後に『生脚ブーム』という流行があったのをご存知でしょうか。
当時はファッションモデルや芸能人が生脚を推して、「生脚の方がカッコイイ、パンストなんてダサい」といったイメージが蔓延していました。
この流行により数年間は生脚を意識したファッションが主流となり、ビジネスシーン以外でパンストを履く女性は減っていたのです。
再評価されるパンスト
生脚ブームで一時は敬遠されていたパンストでしたが、近年はそのような風潮も薄れ、再評価の傾向も見えます。
ムダ毛やアザを隠せる・脚を引き締めてくれる・日焼け防止になるなど、履くだけで美脚効果が得られるため、パンストを支持する女性も少なくないようです。
確かに最近は若い女性もよく履いてますね。
どこ見てんのよ…
女装男子もパンストを履けばいい
そんなわけで、令和となった現在「パンストはカッコ悪い」というイメージは薄れました。
女性方が履いているのなら、女装男子も気兼ねなくパンストを履けばいいのです。
「パンスト履いたら負け」とか思ってなかった?
パンストは筋肉質なふくらはぎ・太もも、骨ばった膝などの目立ちを抑えるほか、色や柄で脚を綺麗に見せることもできます。
パンストをもっと知って、あなたも美脚になりましょう。
女装男子のパンストの選び方
パンスト(パンティストッキング)は各下着メーカーが多様なコンセプトでブランド展開しています。
種類が多くて迷うと思いますので、まずはパンストの基本的な選び方について、5つポイントをご案内します。
パンティ部分の構造
まずはパンティ部分の構造から見ていきます。
女装男子にとっては局部の圧着は無視できません。
実際に履いてみないことには判断できないと思いますが、とりあえず構造は把握しておきましょう。
パンティ部補強タイプ
ガーター部(太股の付け根あたり)から分厚く切り替わっていて、腰までしっかりサポートするタイプです。
こちらはズレ落ちしにくく、ヒップも引き締められます。安定感がありますが、窮屈に感じられる方もいるかもしれません。
パンティ部スルータイプ
ウエスト部分まで切り替えのないタイプです。
優しいフィット感で、パンティ部分も窮屈に感じることはないと思います。夏も涼しい。
また、ガーター部分の切り替えもないため、ショートパンツやミニスカートを履く場合もこちらが適しています。
パンティ部レスタイプ
ガーターベルト状の、局部がフリーなパンストです。
局部を一切締め付けたくない方はこちら。ショーツの下に履くとお手洗いも楽。
つま先の構造
続いて、つま先部分(トゥ)の構造です。
つま先補強タイプ
ビジネスシーンではパンストを履いて一日中歩き回ることも想定されます。
その場合つま先への負担が大きくなるため、プレーンなパンストはつま先部が分厚く編まれているものが多いです。
また、ヒールを履く場合もつま先に負担が集中します。
そのため、たくさん歩かれる方・ヒールの高い靴を履かれる方は、つま先補強タイプが安心です。
つま先ヌードタイプ
つま先まで同じ厚みの自然なタイプです。
サンダルやつま先の開いた靴を履かれる方、また、ペディキュアを施されている場合もヌードタイプが適しています。
デニール
パンストはナイロン系の繊維で編まれていて、その繊維の太さを『デニール』という単位で表します。
見た目にも機能性にも関わる要素なので、しっかり押さえておいてください。
パンストとタイツの違い
まず、パンストとタイツが混同されがちなので確認しておきましょう。
パンストとタイツの違い、それはデニール数です。
※繊維は同じナイロン・ポリウレタンなど
なお、厳密に区分されている感じではありませんが、大体25デニールを境に分けられます。
■25デニール未満 ⇒パンスト(ストッキング)
■25デニール以上 ⇒タイツ
パンスト警察が来たぞー
メーカーによって多少ズレてるから、大体でいいよ。
透け感(色合い)
■デニールの値が大きくなると肌の透け感が減る
肌の透け具合・色合いは美脚に関わるポイントです。特に黒のパンストで顕著に差が出るので見比べてみましょう。
こちら(上の写真)は一般的なプレーンのパンストです。透け感が強くて色っぽく見えます。
下の写真は25デニールのタイツです。輪郭がぼやけて細く見えると思います。
セクシーな感じでいきたい場合は暗い色で薄手のパンスト、細く見せたい方は暗い色で厚手のパンスト(または薄手のタイツ)と使い分けていきましょう。
保温性
■デニールの値が大きくなると保温性が高くなる
並のパンスト(10~15デニール)は美脚重視で防寒性は低いです。防寒として履く場合は40デニール以上がおすすめ。
ちなみに、美脚も防寒も意識される場合は、シアータイツ(前の写真)がいい感じです。
着圧(hPa)
パンストの着圧(引き締めの強さ)は『hPa(ヘクトパスカル)』という単位で表します。
パンストは見かけによらず圧着力があり、ふくらはぎを1cmも引き締める強力なものもあります。
また、足の疲れの軽減や、むくみの解消にも期待できるとのことです。
脚のたるみが気になる方、たくさん歩かれる方は『サポートタイプ』『着圧タイプ』と表記のあるパンストを選ぶといいでしょう。
なお、「何hPaでどの程度の着圧なのか」については、実際に履いて確かめてもらう他ありません。余裕のある方は普通のとサポートタイプを履き比べてください。
パンストの色
一般的なプレーンパンストでも以下のように多数の色があります。
もちろん、好みの色を履けばいいのですが、パンストは色によっても見え方に差が出ます。
実際に私が履き比べてみるので、色選びの参考にしてください。
白っぽい色は細く見えない
白は膨張色と呼ばれ、ぼんやり大きく見える特徴があります。
『白いビキニは胸が大きく見える』なんて話は有名ですよね。
同じ理屈で、ベージュ系のパンストは、脚を細く見せるのには向いていないと言えます。
もともと細い方はベージュ系で自然な美脚を目指すといいと思います。
黒っぽい色は締まって見える
反対に黒は締まって見える色です。
加えて、『輪郭はくっきりで、中央に向けてうっすら透ける』というパンスト特有の色合いは暗い色ほど強く出ます。
そのため、脚を細く色っぽく見せたいのであれば黒が適しています。
なお、パンストに限らず黒系の服は締まって見えます。大柄な体型が気になる方はその他のファッションでも意識してみてください。
暗めの色は陰影が目立つ
やたら黒パンストを持ち上げていますが、いいことばかりではありません。
暗い色は陰影をくっきり見せるため、骨や筋肉の凹凸も目立たせてしまうのです。
前項の黒パンストの写真を見れば、膝の凹凸やふくらはぎの筋が際立っているのがわかると思います。
そんなわけで、私はブラウン系が一番好きです。程よく締まって見えて、膝や筋肉も目立たなくなっていますよね。
基本的なところは以上です。なんとなく選べそうかな?
そうですね、あとはブランドの違いですかね。
推しのパンスト
自分に合いそうなパンストが絞れてきたと思いますが、性能の近いパンストはどこのブランドも出しています。
そこはフィーリングで決めればいいのですが、決めきれない場合は私の推す2ブランドから選んでみてください。
アツギ ASTIGU(アスティーグ) シリーズ
ASTIGUはレッグウェアで有名なアツギのパンストブランドです。
スタイル別に11タイプあるため、ASTIGUの中からマッチしたパンストを選べると思います。
私の印象は、高品質で全体的に優しい履き心地といった感じです。
特に推すのは『魅』、オールスルータイプでは最高の素肌感で、履いていることを忘れるほど。
グンゼ SABRINA(サブリナ) シリーズ
SABRINAは下着メーカーの老舗=グンゼのパンストブランドです。
プレーンなパンストに特化していて、絶妙なフィット感と色ムラが出にくいのがポイントです。
パンストで脚を細く見せるウラ技
ここまでの解説で、デニールと色による美脚効果は知ってもらえたと思います。
なお、基本的な選び方はプレーンなパンストに寄っていました。
ので、ここからは特殊なパンストを交えて、さらに美脚を意識した選び方をご案内します。
追加のポイントは以下の2点。
柄
柄物のパンストの中には脚を細長く見せられる柄があります。
ストライプやダイヤなど、縦長を基調とした柄がそれに該当します。
柄パンストを履くのは少々勇気がいると思いますが、写真を撮ったり、たまにお出かけする時なら目を引くファッションもよいのではないでしょうか。
光沢
光沢も高い美脚効果を秘めています。
レースクイーンやコンパニオンの女性は細くて綺麗な脚が印象的ですよね。
彼女らは光沢の強いパンストを履いていることが多く、脚の中央に煌めくラインが通っていると思います。
この光沢による美脚効果は絶大で、脚全体を細く華やかに彩ります。
光沢もそこそこ目立ちますが、脚で勝負したい方は試してみてください。
ところで、脚のムダ毛の処理はお済みですか?
パンストで隠すなんてダメですよ。美脚を意識されるならムダ毛の処理は絶対です。
女装男子のパンストコラム
ここからは、知っておくと捗るパンスト情報をお届けします。
伝線
パンストは『伝線』と呼ばれる傷み方をします。※伝線しないタイプあり
伸縮性の高い繊維を使っているため、切れた繊維が縮んで一直線上に傷みが広がります。
パンストは非常に繊細です。爪などが引っかからないよう指先をケアし、履く時は爪を立てないよう優しくたくし上げてください。
パンストのお手入れ
パンストは割と汗を吸っているため、一日履いたら洗いましょう。
洗い方:洗濯ネットに入れて洗濯機で洗うか、手で揉み洗いします。そのまま洗濯機に入れるとお亡くなり。
乾かし方:脱水後、ウエスト部分を上にして吊るし干しします。薄いので部屋干しでもすぐに乾き、嫌なニオイも残りません。
パンストの重ね履き
防寒用にパンストを2枚重ねて履いたり、パンストの上にタイツを履かれる方もいます。
また、我流ですが、下にベージュのパンストを履いてベースを作り、上から好みの色を履く方法も試してみてください。
上に履いたパンストの色合いが良くなり、骨や筋肉の凹凸も目立ちにくくなります。
なんか化粧みたいですね。
そうね、パンストは脚の化粧と言ってもいい。
パンツにもパンストを
パンストは脚を出す時に限ったものではありません。パンツスタイルでもパンストは活躍します。
寒い時期には多少の保温効果がありますし、暑い時期は汗を吸ってサラサラ感を保ちます。
また、デニムパンツは肌と生地が強く擦れるため、パンストを履いておくと動きやすくなりますよ。
静電気に注意
パンスト(特にタイツ)を履いていると静電気が溜まりやすいです。
特にスカートとの組み合わせが帯電しやすく、裏地の付いてないスカートは脚に纏わりつきます。その際はペチコートやスリップを下に着ると軽減されるのでお試しください。
おわりに
私は一度パンストを履いてから手放せなくなりました。特にスカートはパンストがないと落ち着きません。
余談になりますが、ミニスカートを召した女装男性が階段を上っておりまして、階段の下にいたJKが見上げたところ、女装男性のナニが見えていたとして通報されたという事件があります。
うっかりなのか、故意かは分かりませんが、その方は公然わいせつで逮捕されたと記憶しています。
もしショーツに収めきれていない方がいましたら、保身のためにもパンストをおすすめします。
コメント
どーも、もっと、脚をキレイに見せたいけど、黒あざとか、膝裏の青筋が、目立ちます。脚は、細いです。
アザや青筋が気になる場合は、濃い色やデニールの高いストッキングがおすすめです。また、エアーストッキングやファンデーションで隠す方法もありますよ。