今回は毛・脱毛に関する知識を授けよう。
これで脱毛が捗るやもしれない。
脱毛せずにムダ毛は抑えられるのか
手間暇かけて脱毛しなくても、ムダ毛が生える要因を取り除けばいいのでは?
そんな考えに至った方は私だけではないはず。
ムダ毛の要因は男性ホルモン
男性ホルモンに分類される分泌物の中には、体毛を生やす(頭髪は除く)働きをするものがあります。
そのため、男性ホルモンの分泌が盛んな方は、ムダ毛の量が多かったり、毛が太くなったりしやすくなります。
男性ホルモンは減らせる?
では、この男性ホルモンの分泌は抑えられるのでしょうか。
私は医療に詳しくはないので正確なことは言えませんが、安全に男性ホルモンを抑える方法はないです。
そのため、ムダ毛が気になるなら、ムダ毛だけを処理していきましょう。
毛周期
毛には毛周期と呼ばれる成長のサイクルがあります。
永久脱毛
毛は何度処理しても、毛の元となる『毛母細胞』が残っていれば発毛します。
そのため、毛母細胞をなくしてしまえば、その毛は生えなくなります。
毛母細胞はレーザー機器等の強い刺激によって死滅することがあり、現時点では医療脱毛が永久脱毛の最有力手段となっています。
なぜ脱毛には時間がかかるのか
サロン・クリニックでは、数ヶ月かけて5~10回くらい繰り返し処理するのが一般的です。
なぜ間を空けて何度も処理するのか、これは先に説明した毛周期が関係しています。
体毛は、すべての毛が同じ周期で生えているわけではありません。
周期がいい感じにズレて生えているため、常に満遍なく生えた状態になっているのです。
そのため、毛の周期に合わせて半年かけて何回も施術して、ようやくすべての毛を脱毛できるというわけです。
毛は処理すると濃くなる?
『毛は剃ると濃くなる』という噂を耳にしたことはないでしょうか。
昔はよく言われていたようですが、これはウソです。
毛を剃った場合、毛の幹(太い部分)の断面が見えて、毛が太くなったのと勘違いした方が言い出したのかもしれません。
あるいは脅かすために広められたデマと思われます。
処理された毛が増えたり強靭になることはないので心配ありません。
デマじゃなかったら薄毛に困る人はいないよ。
ソイエなどの電動脱毛器について
20年くらい前、ムダ毛の処理といえば真っ先にソイエが挙げられる時代がありました。TVCMもバリバリやってました。
とてもハイテクのように思っていましたが、ソイエをはじめとした電動脱毛器は、抜毛器です。
無数の毛抜きが埋まったヘッドが回転して高速で毛を抜くという、割とゴリ押しな仕組みでした。
私も使いましたが、非常に刺激が強くて、脚がブクブクに腫れてしまいました。
その後、脱毛サロンや家庭用の光学式脱毛器が普及してくると、ソイエは徐々に影をひそめていきました。
一世を風靡したソイエも世代交代となりましたが、実は今も改良されて新型が売られています。
また、ソイエの販売元であるパナソニックでは、現在『光美容器』というカテゴリの脱毛器?が発売されています。
ケノンと同系統の脱毛器に見えますね。
VIO
VIOはデリケートゾーンの各部位の頭文字をとったもので、女性人気の高い脱毛箇所となっています。
『VIO脱毛』という個別のプランもあり、男性でも受けられるサロン・クリニックがあります。
Vライン:正面のV字部位のこと。ビキニラインとも言う。
Iライン:女性器周辺の部位。
Oライン:肛門周りの部位。
Iライン・Oラインを自分で処理するのはちょっと怖いですよね。
セルフ脱毛で起こりやすい肌トラブル
ご自身で脱毛を行う際は、以下のトラブルが起こりやすいので注意が必要です。
埋没毛
埋没毛は毛が皮膚から出てこないまま成長するトラブルです。
埋没毛になるとどうなる?
埋没毛になると、毛が皮下に埋もれた状態で真横に伸びるなどし、皮膚がポコッと突起します。
普通に処理できないだけでなく、毛が黒く透けて見えるといった不便も生じます。
埋没毛の原因は?
埋没毛は毛を抜いたり剃ったりした際に、毛穴や付近の皮膚が傷ついて、毛の生える向きが不規則になることが主な原因とされています。
私の経験則ではありますが、毛を抜いた後に発生しやすく、剃った後にも稀に発生します。
埋没毛になった場合は?
埋没毛が透けて見える場合は、該当部分をマッサージしたり、ピーリング剤で古い角質を削るなどして毛を皮膚から出すことができます。
埋没毛は見えないけど皮膚が突起しているという場合は、無理に刺激せずに様子見しましょう。
埋没毛を防ぐには?
埋没毛を防ぐには、特に毛を抜く処理方法を避けることが一番です。
それでも抜くという場合には、肌を温めてマッサージしてから処理するなど、十分に肌を労わりながら行うことで、埋没毛の発生リスクは軽減できると思われます。
見えているのに処理できないのは嫌ですね
肌荒れ覚悟で引っ掻き出してたけどね。
色素沈着
色素沈着は何らかの刺激によって炎症が生じた肌に、炎症の跡が残ってしまうトラブルです。
色素沈着になるとどうなる?
肌に炎症の赤みが残ります。
繰り返していると黒ずんでシミのように定着してしまう場合もあります。
色素沈着の原因は?
脱毛における色素沈着は、主に毛を引き抜かれた毛穴が腫れたり内出血することが原因です。
色素沈着になった場合は?
肌は、細胞の生まれ変わりによって健康な状態を維持しようとする『ターンオーバー』という機能を持っています。
そのため、時間とともに色素沈着は薄くなっていきます。
しかし、ターンオーバーが正常に行われない場合は治りにくくなってしまうので、肌のケアや生活習慣にも気を配っておきましょう。
同じ部分に繰り返しダメージを与えるのも禁止です。
色素沈着を防ぐには?
色素沈着を防ぐには、埋没毛と同様に肌への刺激を少なくすることです。
頻繁にムダ毛を処理する部分がある場合は、脱毛サロンやケノンでしっかり脱毛することをおすすめします。
キレイになりたいのに、肌荒れさせては本末転倒。
おわりに
毛に関する疑問は解消されたでしょうか。
不安がなくなったら自分に合った脱毛方法を見つけましょう。
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