
レディース靴って僕でも履けるのかなぁ…

私の足26cmだけど問題なく履いてるよ。
パンプス・ブーツ・ローファーと、レディース靴は種類が豊富でどれを履こうかワクワクしますよね。
しかし、選択肢が多くて、逆に何を履いていいのか迷ってしまう女装男子もいるのではないでしょうか。
また、「そもそも履けるサイズがあるのか」「選び方はメンズと同じでいいのか」といった不安もあると思います。
ということで、今回のお題はこちら。
それでは、まずは靴の選び方から見ていきましょう。
女装男子がレディース靴を選ぶ際のポイント

女装男子がレディース靴を選ぶ際は、以下の3点に注意しましょう。
- サイズはピッタリ
- ワイズを合わせる
- ヒールの加減
レディース靴はピッタリサイズを選ぶ
レディース靴はストッキングやフットカバーといった、ほとんど厚みのないフットウェアで履くことが多くなります。
また、靴ひもでサイズ調整する靴も少ないため、足の実寸通りのサイズを選びましょう。
スニーカー感覚でレディースのパンプスやブーツを選ぶと、緩くて歩きづらいばかりか、靴擦れを起こす原因となるので注意してください。

これって、メンズより小さいサイズになるかもしれないってこと?

その通り。0.5cmでもサイズダウンできれば履ける靴が増えるかもよ。
ワイズ(足囲)を合わせる
レディース靴ではワイズ(足囲)というサイズも合わせる必要があります。
ワイズとは、足の親指の付け根から小指の付け根あたりの最も膨らんでいる部分の周囲です。

レディース靴では、つま先からかかとの長さが合っていても、ワイズがオーバーして履けなかったり不格好になるケースが多々あります。
特に女装男子は女性よりもワイズが大きい傾向にあるため、必ず測っておきましょう。
ヒールの加減

ヒールの高い靴はカッコよく見えますし、女性ならではという特別感もあるので、ハイヒールを履きたい女装男子は多いと思います。
しかし実際に履けばわかりますが、ヒールは高くて細いほど歩きづらく、ちょっと歩くだけでも非常に疲れます。ただでさえ気を遣う女装外出においては、懸念材料を増やしたくないですよね。
そのため、ヒールを選ぶ際は、程々の高さで太めのヒールを選びましょう。私のおすすめのヒール高は5~7cm。太いヒールは『チャンキーヒール』で探してみてください。

ヒールの分背が高くなることも考えないといけませんね。

そうだね。私はヒールで180cm近くになるから結構目立ってるだろうな。
大きなレディース靴のあるお店と探し方

一般的なレディース靴のサイズは22~24cm前後なので、普通のお店で買える女装男子は少ないと思います。
でも、諦めることも妥協する必要もありません。大きなサイズのレディース靴はちゃんとあります。
大きなレディース靴のあるお店
◆welleg(ウェレッグ)
取り扱いサイズは最大27.5cmくらい。シンプルなデザインとお求めやすい価格で私が一番リピートするお店です。
◆大きいサイズ通販JanJamCollection
取り扱いサイズは最大30.0cmくらい。大きなサイズを幅広く扱うお店なのでトータルコーディネートも可能。
大きなサイズのレディース靴の探し方
上記のショップはほんの一例であり、大きなサイズを扱うお店は多数あります。
特に海外女性向けなら25cm以上は珍しくありませんので、大きいサイズをお探しの場合は輸入靴のショップから探すのも有効です。
また、海外では女性向けの大きなサイズをモデルサイズやクイーンサイズと呼ぶことがあります。そのため、Amazonのような海外製品も扱うお店で『モデルサイズ パンプス』と検索すると良い出会いがあるかもしれません。
また、楽天市場のような国内製品が多いお店では『大きいサイズ パンプス』と検索すると多数ヒットします。
靴を通販で買うのが不安な方へ
通販は試着ができないため、慎重にサイズを選んでも合うかどうか心配ですよね。
そんな不安を抱える方のために『サイズ交換1回送料無料』のサービスを行っているお店もあります。
先ほど紹介したwellegさんも『初回交換は片道送料無料』となっています。サイズが合うか心配な方はそういったサービスのあるお店から探すと安心かと思います。
また、スタッフさんの試着レビューが添えられているお店は結構参考になります。使える情報・サービスを上手に利用して精度を高めていってください。
女装男子におすすめのレディース靴
それでは、実際にどんな靴を履けばいいのか見ていきましょう。
レディース靴は種類が多い印象があるかもしれませんが、メジャーなものは割と絞られています。
履きやすくてコーディネートしやすいものをピックアップしているので、迷われている方は以下の中から探してみてください。
パンプス
初めてレディース靴を買われる方にはパンプスが鉄板です。
パンプスは足の甲の部分がザックリ開いた靴で、メンズで言うところの革靴のようなものです。
シンプルなパンプスはフォーマル・カジュアルどちらにも合わせられて重宝します。
履きやすくて、カッコ良くて、お求めやすい万能靴なので、1足は持っておいて損はありません。
靴擦れや、歩行中に脱げないか心配という方にはストラップ付きのパンプスがおすすめです。単純にカッコいいので私はストラップ推しです。

サイズ感を掴むためにも、最初はパンプスを1足。
サンダル・ミュール
サンダル・ミュールは温かい時期のカジュアルファッションに適しています。
サンダルは足を覆う部分の少ない靴の総称で、サンダルの中でも、かかとの留め具がなく、ヒールの高いものをミュールと呼びます。
足の露出が気になる方はサンダルソックスを合わせるのもありです。近年のトレンドでした。
足を出したい方にはネイル(ペディキュア)もおすすめしています。
ブーツ
涼しい時期のカジュアルにオススメなのがブーツです。
ブーツは丈の長さに流行の波があって、数年前はロングブーツが人気でしたが、近年のトレンドはブーティ・ショートブーツです。ブーツの名称と丈の長さは以下参照。
・ブーティ(くるぶしまで)
・ショートブーツ(足首まで)
・ミドルブーツ(ふくらはぎまで)
・ロングブーツ(ひざ下まで)
・ニーハイブーツ(ひざ上まで)
ショートブーツはショーパン・ミニスカに合わせて大胆に見せる他、ロングスカートに合わせて大人っぽく仕上げるのもおすすめです。
なお、ブーツは足を覆う部分が広いため、サイズ選びはより慎重に行いましょう。

特に、写真のようなファスナーが一部分だけのロングブーツは足の甲とくるぶし周りのサイズに注意してください。ファスナーが上から下まであるブーツが失敗しにくいです。
ローファー
ローファーはパンツやロングスカートによく合います。フォーマル・カジュアルどちらにも使えて、歩きやすいのもポイントです。
ちょっとだけヒールがあるローファーにすると、カッコいいお姉さんスタイルにもできますよ。
学生ファッションにも使うなら黒や茶系のローファーを選びましょう。

レディース靴の種類はざっとこんな感じ。意外とあっさりしてるでしょ?

そうですね、もっと迷うと思ってました。

多いのは種類ではなくて、デザインなのだよ。レディースはブランドが多いから。

なるほど。とりあえず年中履けそうなパンプスにしようかな。
おわりに
私は初期の頃、レディース靴の買い物で何度も失敗しました。ワイズがきつかったり、ロングブーツの履き口にかかとが引っ掛かったり、足の甲が高すぎてファスナーが閉められなかったり。
そうして徐々に自分に合うものが選べるようになると、あっという間にメンズシューズの量を超えていました。レディース靴は質の割にお求めやすいものが多いため、季節ごとに揃えてもメンズのブランドスニーカー1足分くらいの金額なんですよね。滅多に履かないのに。いわゆる積みシューズです。
あと、屋内用にも何足か置いていたり、割とそういう方は多いのではないでしょうか。
ともあれ、足元が整うと外出が一層楽しくなりますので、たくさんのレディース靴を試してみてください。
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