お化粧したいけど、難しそうで手が出ないんですよねぇ…
メイクは思ってるほど難しくないよ。
女装で外出や自撮りをするなら、メイクもしてカッコ良く見せたいものですよね。
しかし、男性にとってメイクは未知の領域。何をどうすればいいのかさっぱりかと思います。
確かにメイクは奥が深く、技術的な部分は何度もやって磨いていく必要があります。
ですが、メイクのやり方自体は意外と単純です。
今回は女装初心者の方向けに基礎的なメイク方法を解説します。
メイクが難しそうで避けていた方も、この機会に覚えて女装をレベルアップさせませんか?
きっと、あなたにもできますよ。
メイクの基本は5工程
メイクは地肌に粉やペースト状の化粧品を塗り重ねていくものです。
顔というキャンバスに絵を描くイメージでOK
その塗り重ねの順番や、塗るエリアによって5工程に分けられます。
顔全体に土台を作るベースメイクと、各パーツを装飾するポイントメイクが4種類あって5工程となります。
それでは、軽くメイク用品について触れてから、各工程の解説に移ります。
メイク用品の購入と選び方
必要なメイク用品(以下「コスメ」)は各工程で解説しますが、買い方・選び方を先に確認しておきましょう。
店頭で買う
コスメを買う場所は、店頭であれば大型のドラッグストアやドン・キホーテのような店員さんに絡まれ(声を掛けられ)ないお店が買いやすいです。
練習用であったり、費用を抑えたい場合は100円ショップのコスメでも問題ありません。
私はお客さんの少ない時間帯を狙って、男装のままじっくり選んでいるので問題ないと思います。
通販で買う
店頭での人目が気になる方は通販でじっくり選びましょう。
ただし、コスメは一つひとつが安価なので送料が気になるところです。
そのため、楽天市場であればアットコスメショッピングのような専門店でまとめ買いするか、Amazonのプライム会員(サブスク)に入って送料を気にせず買うのがおすすめです。
コスメの選び方
コスメはピンキリで、100円ショップで買えるものから、1点数千円するブランド品まで幅が広いです。
私は、有名ブランドのコスメは高品質なものが多いと実感していますが、ノーブランドや安価なコスメが低品質というわけではありません。
まずは手頃なコスメで試してみて、肌に合わない場合や、より上質なものが欲しくなったら有名ブランドのコスメに替えるのが効率的です。
また、コスメのブランドは無数にありますが、全てのコスメを同じブランドで統一する必要はありません。
ファンデーションが有名なブランドもあれば、アイメイクに特化したブランドもあります。パーツごとに良いと感じるものを使ってください。
色々なコスメを組み合わせて、自分らしいメイクを組み立てていくのもメイクの醍醐味ですので、楽しんでメイクに触れていきましょう。
プチプラコスメ
プチプラはプチプライスの略で、安価なのにお値段以上に良い商品やブランドを指します。
コスメではCANMAKE(キャンメイク)やCEZANNE(セザンヌ)が有名で、ほとんどが1,000円以下で良いアイテムが揃っています。ブランドで迷った場合はチェックしてみてください。
デパコス
逆に高級なコスメはデパコス(デパートコスメ)とも呼ばれます。
デパート(百貨店)の一階に敷居の高そうな化粧品店がありますよね。そのようなハイブランド品がデパコスです。エトヴォスやディオールなど挙げればキリがありません。
メイクブラシセット
コスメには大抵必要なブラシやパフが付属していますが、「もっと小さなブラシが欲しい」という局面もあります。
そんな場合に備えて「メイクブラシセット」があると心強いです。
1セットあれば様々な状況に対応でき、より洗練されたメイクに仕上げられます。本気でメイクに取り組まれる方はチェックしてみてください。
それでは、実際のメイクの流れを見ていきましょう。
STEP1.ベースメイク
ベースメイクは顔全体の土台作りとなる重要な工程です。
また、ポイントメイクをしない部分(額・鼻)はベースメイクでほぼ完成となります。
化粧下地
■ベースメイクの下準備として、洗顔剤で顔をきれいに洗い、化粧水や乳液で肌に潤いを持たせます。
肌の汚れや油分を落とし、適度な水分を持たせることでメイクのノリが良くなります。
専用の化粧下地もありますが、普段使っている化粧水・乳液などで問題ありません。
夏場なら日焼け止めクリームを下地の代わりにして、同時に日焼け対策とすることも可能です。
なお、普段のスキンケアも化粧映えに影響します。地肌のケアから見直したい方はこちらの記事も参考にしてください。
ファンデーション
下地ができたらファンデーションを塗ります。
■ファンデーションは顔全体に塗って表面の色を均等に整えるものです。細かいシワや毛穴は大体隠せます。
ファンデーションは粉状・液状・クリーム状のものがあります。
パウダーファンデーション(粉状)が主流ですが、肌質が粗めの方はカバー性に優れた液状・クリーム状のファンデーションがおすすめです。
なお、自分の顔に合う色・質感のファンデーションに出会うには多くを試していく必要があります。
そのため、初めての方や効率よく探っていきたい方はトライアルキットを使ってみるのもありです。
フェイスパウダー
■液状・クリーム状のファンデーションを使う場合は、ファンデーションの上からフェイスパウダーを乗せることで安定感が増し、サラサラした肌質にすることができます。
コンシーラー
■コンシーラーはファンデーションで隠せない部分をピンポイントで隠すアイテムです。
シミ・くま・ニキビなど、隠したい部分がある方は用意しましょう。
なお、コンシーラーは形状によって使うタイミングが異なります。使う順番によっては効果が表れにくくなるのでチェックしておきましょう。
- 筆ペンなどの柔らかい形状のコンシーラーはファンデーションの前に使います。
- ペンシルやスティックなどの固い形状のコンシーラーはファンデーションの後に使います。
これでベースメイクは完成。
続いてポイントメイクに入ります。
STEP2.アイメイク
顔の印象は目で決まります。
マスクを着用される場合は一層目に視線が集まりますので、アイメイクには一番気合を入れて取り組みましょう。
基本的なアイメイクは3ステップです。
アイシャドウ
■アイシャドウは目の周りに明陰をつけるメイクです。
眉下からまつ毛にかけて濃くなるようにグラデーションするイメージです。
アイライン
■アイラインは目の輪郭を描いて目を大きく見せるメイクです。
上まぶたや目尻だけでも印象がグッと変わり、下まぶたも描くとさらに目力が強くなります。
アイライナーはペンシル・リキッド・ジェルの形状があります。ペンシルは描く、リキッド・ジェルは塗るというイメージで、初心者にはペンシルタイプが扱いやすいと思います。
まつ毛を盛る
■まつ毛を盛って、大きく色気のある目に仕上げていきます。
素のまつ毛ではボリュームが足りないという方は、つけまつ毛を使いましょう。専用の接着剤でまぶたの際に貼るだけなので意外と簡単です。つけまつ毛を使った場合のマスカラはお好みで。
STEP3.眉を整える
■眉毛は目を支えるパーツです。太さ・濃さで大きく印象が変わってくるので、自分に合った調整を探していきましょう。
まず、下準備として眉毛を適度にカットし、剃って形を整えます。 太眉の流行もありますが、無難な感じにしたい方は細めにしておきましょう。
なお、眉毛のない部分まで書き足したい場合はアイブロウペンシルを使います。アイブロウパウダーも兼ねたペンシルもあるので、1本あると便利ですよ。
STEP4.チーク
■チークは、頬を紅く血色の良い色に染め、透明感ある顔に仕上げるメイクです。
STEP5.リップメイク
■リップメイクは唇を描くメイクです。健康的であったり色気を出したりする部分なので、あなたのメイクの方向性に合った色を選びましょう。
ちなみに、口紅とリップグロスには以下のような違いがあります。
- 口紅は色味を強く出せるのが特徴です。大人っぽいメイク向け。
- リップグロスは艶やかで立体感のある唇になります。透明感のあるメイク向け。
なお、先にリップペンシルでガイドラインを描いておくと、はみ出さず塗りやすくなりますよ。
また、リップブラシを使って塗れば、ムラなく、縦シワも目立ちにくく仕上げられます。ブラシセットがある方はチェックしてみてください。
以上が基本的なメイクです。最初は1時間くらいかかるかもしれないけど、慣れたら20分くらいかな。
これで僕もカッコいい女装に近づける。ますは30分を目標に頑張ろう!
メイク落とし
■シャワー前や寝る前にはメイクを落としましょう。
メイクは普通の洗顔料では落ちにくいものがあるため、メイク落とし専用のジェルやクレンジングオイルを使います。
朝シャワー派の方は、寝る前にメイク落としシートでサッと落としましょう。メイクを落とさないまま寝るのはお肌によくありません。
おわりに
5工程って言われると、何とかなりそうな気がしてきました。
流れがわかると難しくなかったでしょ?
今回は技術的な部分は省いて、基本の流れを解説しました。
慣れてくると、自分の顔に合ったメイクを追求したくなると思いますので、メイク本や動画を参考にテクニックを磨いてくださいね。
なお、今回は基本のメイクでしたが、もっと簡単にメイクしたいという方はこちらをどうぞ。
時代に合わせたマスク美人を目指せる簡単メイクも紹介しています。
コメント
女装したいんですけど子供なんですよね
どうすればよいですしょう
お金の問題なら100円ショップや古着を買うといいでしょう。
あとは、お姉さんや女の子の友達に協力してくれそうな人がいれば、相談してみるのもありかと思います。
女装すっごくしたいんですけど、髭が濃いんですよね… 化粧前にやっぱり電動シェーバーじゃなくてT字カミソリでザリザリやった方がいいんでしょうか?
カミソリの方が綺麗に処理できるならカミソリの方がいいと思います。綺麗な方が気持ちも入りますからね。