レディース服ってどう選べばいいんだろう…
メンズとは勝手が違うから困るよね。種類も多いし。
女装用の服選び、苦労していませんか?
サイズ感覚がわからない、何を着れば自然な感じになるのか、自分の体型で着られるのかなど、不安は尽きないと思います。
私も実際に買ってから「こんなはずじゃなかった」という経験を数えきれないほどしてきました。
今回はその失敗を踏まえて、女装男子のためのレディース服選びを解説します。
女装の服選びの注意点
まずは、女装用の服を選ぶ際に気を付けるべき点をお伝えします。知っておかないと失敗しやすい点です。
女装服選びの心得
女装の服を選ぶ際は、ファッション雑誌や通販サイトのコーディネートを参考にすることが多いかと思います。
ですが、相当スタイルに恵まれた女装男子でなければ、モデルさんのような着こなしは難しいと思ってください。
夢を壊すようで申し訳ありませんが、理想で服を決めると失敗します。
現実を受け止め、割り切って服選びをしていきましょう。
女装でも自分に見合った服を着るんですね。
うむ。自分のビジュでこの服着たら~って想像してみよう。
男性特有の体型を考慮する
女装男子の大半は体型がネックになって服選びに苦労すると思います。
特に上半身の骨格的な課題は避けて通れませんので、自身の体型と向き合い、要所のサイズを測っておいてください。
なお、広い肩幅を気にされる方も多いと思いますが、肩幅に特化した服はありません。
LL以上の大きなサイズを探すか、コーディネートでフォローしていきましょう。
女装男子のレディース服選びのポイント
続いて、レディース服選びのポイントをお伝えします。こちらは知っておくと選びやすくなる点です。
サイズの特徴
まずは、レディース服のサイズと表記について触れておきましょう。
基本的にはメンズと同様にS~LLといったサイズが多いですが、一部特殊なサイズもあります。
また、バストやヒップはメンズより大きく作られています。通販で買う場合はサイズ表をよく確認して選びましょう。
着合わせでサイズをフォローする
サイズが合わない服であっても、他の服と組み合わせて上手に着られる場合があります。
■アウターの袖丈が短い
⇒袖の長いインナーを着る
■ワンピースの着丈が短い
⇒パンツを合わせる
など、手に入れた服や気になった服が小さい場合は着合わせも検討してみましょう。
メンズの普段着も取り入れたり、自分なりの着こなしを探求すると楽しいですよ。
先に買うお店を決める
一般的に服を買う際は、着られる前提で見ていきますよね。
しかし、女装の場合は気になる服があっても、自分に合うサイズが存在しないことも少なくありません。
ですので、大柄な方は、着られるサイズを扱っているお店かどうかを先に確認しておくと効率的です。
女装男子はどこで服を買う?
初めてレディース服を買われる場合や、女装姿に自信のない方は通販がおすすめです。
買い物に付き合ってくれる女性がいる場合や、女装が様になっている方は実店舗で買うのもありです。量販店や古着屋が入りやすくていいと思います。
試着は難しいかもしれませんが、現物をあてがって選べば良い買い物になるでしょう。
女装男子も着やすい大きいサイズの専門店
通販では、ふくよかな方や高身長の女性向けに大きいサイズ専門店があります。
意外なほどデザインも豊富で十分選べると思います。
普通のサイズが厳しい方は是非こちらをチェックしてみて下さい。
女装男子におすすめのレディース服
それでは、実際に代表的なレディース服を見てみましょう。 まずはトップスから。
カットソー
カットソーはTシャツのようなものです。大体同じカテゴリにあります。
袖口の広いものやレースがあしらわれているとレディースみを感じますよね。
そのまま着てもよし、インナーにしてもよし、何着あっても困らないので、気に入ったデザインがあれば買っていいと思います。
カットソーはTシャツ感覚で選べばOKです。
カーディガン
カーディガンは、レディースでは特に人気で汎用性の高いトップスです。
ゆったりしたものはアウターに、タイトなものはインナーとしても重宝します。
伸縮性が高くてサイズの融通が利くのも嬉しいポイントです。
長身の私はロングカーディガン推しです。
ワンピース
女装するならワンピースも着てみたいですよね。
ただし、タイトなワンピは体型的なハードルが高いです。
体型が気になる方はゆったりしたワンピにするか、ジャケット・カーディガンを合わせられそうなワンピを選びましょう。
サイズも合わせる部分が多い点に注意してください。
やっぱワンピやな。
チュニック(太もも丈のセーター)もワンピみたいに着られるよ。
女装男子のスカート選び
女装するならスカートは絶対に履きたいですよね。
はやる気持ちはわかりますが、パンツとは勝手が違うため、自分に合ったスカートを選べるよう確認しておきましょう。
スカートを履くために女装すると言っても過言ではない。
スカートのサイズ選びについて
スカートのサイズは、ウエスト部分のつくりによってはシビアに選ぶ必要があります。
ゴム | ある程度の誤差は問題なし |
ファスナー | ピッタリサイズでないと厳しい |
ボタン | ピッタリ サイズでないと厳しい |
ホック | 留め箇所が複数あれば調節可 |
紐 | 締め具合で調節可 |
女装男子はウエストサイズを重視してください。大抵ヒップには余裕があると思います。
不安な方は、まずはウエストがゴムのスカートを選ぶといいでしょう。
スカートの種類
スカートの種類は20種以上ありますが、一般的に履かれているものは限られており、丈の長さと形状で大別されます。
お店でも丈か形状で分けられているため、主要なところを押さえておきましょう。
まずは丈の長さの分類です。
ミモレ・ロング・マキシスカート
長めのスカートの分類です。丈の長さが、ミモレ=ふくらはぎ、ロング=足首、マキシ=くるぶし辺りとなります。
大人っぽさ・落ち着きのあるコーデに向いています。
ミドル(ミディ)スカート
ひざ下丈のスカート。短すぎないため幅広い世代で受け入れられています。
「スカート履いてる!」という感覚も強く感じられるため、まずはミドルスカートから選ぶといいと思います。
ミニスカート
ひざ上丈のスカートです。脚のきれいな方はミニが映えます。ご自身の容姿や年齢と相談して履いてください。
おすすめはしませんが、もっと短いマイクロミニ(膝上20cm)もございますよ。
次に形状別の分類です。こちらは代表的なスカートを見ていきましょう。
タイトスカート
腰から太ももにかけてボディラインにフィットしたスカート。細身の方向け。
タイト系のスカートはとにかくカッコいいです。着こなしている人を見かけたら、ついつい目で追ってしまいますよね。
スタイルに自信のある方はチャレンジしてみてはいかがでしょう。イマイチだったら部屋着に。
プリーツスカート
学生服でお馴染みの、ひだが付いたスカート。ミニなら若々しく、ロングなら上品に見せられます。
割といろんなトップスを相性がいいのもポイントです。カジュアルに決めたい場合はプリーツを候補にどうぞ。
フレアスカート
アサガオの花のような形をしたスカート。優雅な感じがいいですよね。
クセがなく様々なトップスと相性がいいため、無難なスカートをお探しの方はフレアスカートから選ぶといいと思います。
ミディ丈が多いので、膝は隠したいという女装男子にもピッタリです。
その他、一枚の布を巻きつけるようにして履くラップスカート(巻きスカート)や、スカートに見えて、ズボンのように股の分かれているキュロットスカートも人気です。
女装男子のパンツ(ズボン)選び
脚の露出を抑えたい方はパンツスタイルでいきましょう。
レディースはパンツの種類も多くて楽しいですよ。
レディースのパンツの特徴
パンツはユニセックスもありますが、レディースから選ぶ場合は以下の特徴を押さえておいてください。
■ローライズ(股上が浅い)が多い
⇒腰骨のラインで履くため、ヒップサイズを基準に選んだ方がいいです。ヒップのささやかな方はベルトのご用意を。
■股間のスペースがない
⇒メンズのような股下のゆとりはありますせん。上手に収納してください。
それでは主要なレディースパンツを見ていきましょう。
デニム(ジーパン)
デニムは何にでも合う万能のパンツです。ユニセックスもあるので、先に触れた注意点もクリアできます。
スキニーもワイドも、ショートもロングも、どれでも女装に合うので、パンツで迷ったらデニムから選びましょう。
スキニー・レギパン
スキニーは”骨と皮”の意。脚のラインにフィットした極細のパンツで、その名の通り細身の方が履いてください。
スキニーはチノパンやデニムのものが人気で、ヒールやサンダルとの相性がいいです。
また、レギンスのように伸縮性があるものはレギパン(レギンスパンツ)とも呼ばれます。
ワイド・ガウチョ・バギー
広くてゆったりしたパンツがワイドパンツです。 カジュアルで履きやすく、体型もカバーしてくれるので女の子の間で流行中。
ワイドパンツの中でも、裾にかけてフレアスカートのように広がっているものをガウチョパンツ、裾にかけてストレートなものはバギーパンツです。
スーツ・セットアップ
トップス・ボトムスと見てきたけどイマイチ決めきれない。「いい感じに揃った服があれば」という方にはスーツやセットアップがおすすめです。
インナーとパンプスを用意すればカッコいいオトナ女子の完成です。
アクセサリーで女装を華やかに
最後にアクセサリーのご案内です。
レディースファッションが一段と華やかになるので、普段は身に着けない方も、女装の機会に触れてみませんか?
ネックレス
首元にアクセントを置くことで、コーディネートは一層引き締まります。
セクシーで女性的な印象も強まるため、まずはネックレスから始めてみましょう。
余裕があれば、合わせるトップスによって使い分けてみてください。
■胸元が開いた服・襟の深い服
⇒短くて小さめのネックレス
■襟の浅い服・タートルネック
⇒長くて大きいネックレスを服の上に出すといい感じ
ブレスレット・バングル
手首にアクセントがあると、手全体が締まって見えます。
手首の細い方は存在感のあるバングル、手首が太めの方はチェーンのブレスレットなどいかがでしょうか。
また、骨ばった関節や血管の浮き上がりが気になる方は、シュシュやヘアゴムでもいいので手首に着けるといい感じにぼかせます。
腕時計
最も実用的なアクセサリーなので、女装用に持っておいて損はありません。
また、もしこれから普段使い用の腕時計を買われるなら、女装でも使えるユニセックスモデルにするのもアリです。
おわりに
どんなファッションにするかイメージが湧いてきましたか?
迷われる方は、とりあえず手頃なトップス・アウター・ボトムスを一点ずつ揃えて着てみてください。ワンピースやセットアップだけでも構いません。
それで、なんとなくレディース服の感覚を覚えたら、着合わせできそうな服を追加して幅を広げていきましょう。
服の次は靴へ。お出掛けまであと一歩!
コメント
チェックの部分のお店紹介の店名が反映されてないっぽいです…
ちなみに私はiPhoneのSafariで見てます。
ご連絡ありがとうございます。
Safaliでも確認しておりますが、現在は表示できていると思います。
ページの表示に時間がかかっているのかもしれません